萩岩 睦美 初個展 at のーてぃす 2011

あれよあれよと日がたち、気がつけばオープニングからはやひとつきがたとうとしています。

ヒマが前提で企画、会期中は私もがっつりと会場に詰め、みなさんとお会いし、喜んでいただく姿をこの目に焼きつけ、語り合い、たまにこっそり楽器なんか弾いたりして・・・と予定していたことが、かなわぬ事態となっており、大変申し訳ないです。

 

ですがこの間、お近くの方はもちろん、遠方からもぞくぞくと(ちょっと大げさ?(^-^;)駆けつけてくださって、ゆっくりと楽しんでくださっている様子をのーてぃすスタッフの方からうかがい、感無量です。。。

 

みなさん異口同音、スタッフの方にも親切にしていただきました。と。

ね、なんでハギーワがここで個展やりたくなったかわかるでしょ?(*^-^*)

この場をお借りしまして、のーてぃす・神保さん、巻野さん、藤田さん、ありがとうございます!

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ではぼちぼち、画像とともに個展の様子をご紹介してまいりたいと思います。

あらためまして会場のーてぃすはこんなところ。

長崎街道木屋瀬宿の築百年の古民家でございます。

いいですね~~~この格子戸!

その格子戸を開けるとでっかい額のポーとリルフィーがお出迎えです。

左側の壁にはイギリスの田舎のおうちシリーズ。

24年前、イギリスをぐるりとひとつきに渡り一人で放浪しました。

まずロンドンの画材やさんで、スケッチブックと憧れのWinsor&Newtonの透明水彩(パレットつき)をゲット。

白絵の具がおいてなかったので店員のおばちゃんにたずねると、

「水彩で白使うなんてあんたそりゃ邪道ってもんでしょ。

白がほしいときは紙の色を残すのよ。」って。なるほろ~~~

イギリスの宝と呼ばれている美しいコッツウォルズ地方や、オックスフォード郊外のおうちです。

では、奥のほうへずず、ずいーっとどうぞ!

 

なにげにかかっているのは、あとでも触れますが、LPレコードのおまけになった絵です。

原画はB全くらいでかかった。パネルに水張りして描いたな~

残念ながら原画はかなり退色が進んでしまいました。

これは当時とってもらってたポジから写真にしたもの。

あがってすぐ左にポストカード・コーナーがあります。

100種!(それぞれ10枚ずつ位)私もがんばったけど、夫、ビニール袋入れ、がんばりました!

 来年になったらまた新作も作ります。

いったいどこまで増え続けるのか・・・・(^-^;)

複製原画は奥のほうにあります。

小麦畑の三等星からがんこちゃんまで、漫画以外のものも、たもちょ、外国の子供たち

などが、ぎっしり展示してあります。

 

もともとここは白い土壁で、額の展示ができなかったところ、

この個展を機に、桐板で展示スペースをこしらえてくださいました!(取り外し可能)

のーてぃすさん、一貫して「はぎいわさんのやりたいようになんでも協力しますよ!」の姿勢でいて下さり、感謝にたえません。

正面の壁にたいそうな額にはいってうやうやしく展示された,

「銀曜日のおとぎばなし」の生原稿(^-^;)

風化して茶色くなった当時のセロテープも枯れた味をだしてます?

しかし、30年近くたっても墨って黒々と美しいです!(絵はさておき、色味がね。)

その前にはそれらしく薄汚れた道具やインクが。

ここ数年コピックマルチライナーで描いてましたが、

ここに来てペン&インクの魅力を再認識。

マリア・フォン・トラップの原稿で回帰しました。

 

カラーインクはドクター・マーチン。

ペンはZEBRAの丸ぺんとGペン。

 

もはやカラスグチは使ってません。

後に、コスチュームジュエリー・コーナーに引っ越した、「くじら・舞踏会」の生原稿。

寒くなったのでここに紗をかけることになったのと、

舞踏会なので、舞踏会用みたいなアクセサリーの横にあったほうがよいのでは?

そして、そこにおいてあったお便りちょうだいポーの額を、ポストカード・コーナーにもってけばぴったり!とシャレが冴え渡る巻野さん。 

右の額には「パール・ガーデン」「くるみの森」「プ~イ」などの生原稿。

この個展のために昔の原稿をぴっぱりだしていろいろながめましたが、

われながらほんとなつかしかった。

小学生の頃、通知表に「授業中のおしゃべりが多い、手遊びが多い、根気がない」

と書かれていた私。

よくぞここまで続いたもんです。

なつかしい付録や特製品のコーナーです。見たことあるのもないのも。

 

奥に立てかけてあるのはイメージ・アルバムです。

当時、連載のイメージで、(なぜか(^-^;)LPレコード作るなんてことをやって下さってました。

デザイン・レイアウトなど、全部自分でやらせてもらったんですよ~

インナースリーブ、っちゅうんですか?

中のパンフレットみたいなの、

それに使われた写真も、私がロンドンで撮ったものや、私物を写したもの。

このときのおまけが、会場上がり口に展示してあるポスターだったのです。

 

いやあ、ふろくもわれながらよくとってましたね~

今回初めて袋から出して組み立てたり。

 

それにしても当時の付録ってなんてほのぼのしてるんでしょう。

特製品は、自分がイラスト描いた分はいただけるのですが、

応募しなくてももらえる特権意識をしみじみと感じていました・・・(ちっちゃ!)

ほんとはまだあるんだけど、スペースの関係上。

 

ここは、普段は小石を敷き詰めた床の間なのです。

板を置いてゴーインに展示スペースにさせていただきました(^-^;)

シュミのコーナーで~~す!

はんぱなくのめりこみました。

動画のなかで、それぞれアップで写してくださってます。

 

 

 

 

←こんなの設置。

東欧で出会った人、景色。のコーナー。

ハギーワまんがなど見たことも聞いたこともないおいちゃんやおばちゃんたちにも、

ストレートに伝わり嬉しい。

そしてこちらが、あらピンボケ。

どうぞお手にとってごらんくださいコーナー。

 

掲載当時のカラーページや予告カットの切り抜き、ファイル二つ分びっちり。

懐かしいですね~

紙芝居「みかりんとたもちょ」のコピーや、

広告漫画キューティーさんなんかもありますよ。

モモマルくんコーナー。途中からさらにレジャーシートやケータイクリーナーなどの新グッズが増えました!

つづく・・・

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のーてぃすさん制作の紹介動画をはりつけておきますのでみてね。

画像は意図的に解像度落としてあるのでじゃっかんピンボケぎみですが、

ご了承下さい。

で、個展に関するコメント、書きたいけどどこに書いたらいいものやら・・・とお困りな空気を感じましたので、とりあえずコメント・フォームをつけときます。

中身もマダなのに~~~みたいな。(^-^;)

ので、よかったらなんか書いてね。

もちろん、行った、行かない、関係なくどうぞ♪

コメントをお書きください

コメント: 9
  • #1

    赤毛のアン (木曜日, 15 12月 2011 15:46)

     私は個展にまだ行っていません。行きたいけれど行けなくて。次回都合が合えば旅行がてら行ってみたいです。今の萩岩先生に興味がないのではなくて、ポーやスコットたちに励まされた少女の私が懐かしくて。これからも先生の作品楽しみにしています。

  • #2

    和菓子屋幸男 (土曜日, 17 12月 2011 13:31)

    残念ながら、先生の個展には足を運べませんでした。九州は週一の休みしかない身には遠いっす。是非いつか関東でおねがいします。でも栃木の上の方とか、群馬の上の方とかはご勘弁を。必ずや馳せ参じます。では、お寒うなっておりますがお体お気をつけて。

  • #3

    kozy (日曜日, 18 12月 2011 11:25)

    私も遠いので参加できず・・・是非、東京でやって下さい!!
    お願いします!!

  • #4

    萩岩 睦美 (日曜日, 18 12月 2011 11:49)

    ありがとうございます!
    関東で、といわず、日本全国行脚できるものならば、という気持ちもあれど、
    現実面では、やはり地元の、しかも今回お気に入りの場所で、素敵なスタッフさんと共に、などという条件がそろって、はじめて総合的に望む空気感が演出できたということもあり・・

    関東などで、どなたか企画して下さるならば、作品のみ貸し出しして、一般的な展示会、という形がとれないことはないとは思いますが・・・

    そこではあまりに貴重で大事なものはNGだし・・
    ごめんなさ~~~い!

  • #5

    yoko (火曜日, 20 12月 2011 13:33)

    はあ~・・・すてきな個展の様子が見れて感激ですー!!動画ありがとうございました!遠くて行くことはできませんでしたがまるでその場で自分が見ているような気分を味わうことができました(*^_^*)


  • #6

    赤毛のアン (金曜日, 23 12月 2011 03:15)

    ポストカードが欲しいです。でも28日までで日帰りは無理。これからもがんばってください。こちらも寒い日が続いています。

  • #7

    赤毛のアン (土曜日, 24 12月 2011 18:10)

     12月24日は小田空先生のお誕生日ですよね。おめでとうござます。りぼんよく読んでいたから懐かしいです。お元気で。

  • #8

    すー (金曜日, 03 2月 2012 16:08)

    30代前半です。今でも実家の本棚に「魔法の砂糖菓子」があります。4才上の姉が中学生の時に買ったもので、ずっと姉妹で大切に読んでいます。りぼんも読んでいて、萩岩先生の漫画から覚えた言葉もあったり、ファンレターを書きたくて便箋まで買ったのだけど、10才の子どもには何だか照れ臭くて出さずじまいだったり、、、
    高校卒業後、ほとんどを海外で過ごしているため、最近のご活躍に関してあまり存じ上げないのですが、今度日本に帰った際に、書店で探してみます。
    姉に、魔法の砂糖菓子を譲ってもらえる様、おねだりしようかな(^_^)なんて思ってます。個展、ぜひ見に行きたかったです!親に買ってもらっていたりぼん、お約束は「付録はケンカせずに分けること」。独り占めできるお友達が羨ましかったり、、、付録コーナー、いいですね!とても懐かしいです(*^_^*)

  • #9

    ハギーワ (金曜日, 03 2月 2012 20:39)

    今頃ですみません、yokoさん、ありがとうございます!雰囲気だけでも味わっていただけてよかったです(*^-^*)

    赤毛のアンさん、ポストカードはこのホームページでもお買い求めいただけますよ~オダちゃんの誕生日、よく覚えてらっしゃいましたね~25日が小椋冬美ちゃんだっけ。

    すーさん、うわあ今どちらの国でこれをごらんになっているのでしょう!すごい世の中になったもんですね~!!忘れないでいて下さったことだけでも嬉しいです!おねえさんにもよろしく~