萩岩睦美の世界展の記録

2019.3.2～4.7

at 北九州市漫画ミュージアム

長かったようで短かったようでちょうどよかった気もする会期終了からはや3か月．．．大汗

ご報告＆まとめが大変遅くなってしまいごめんなさい。

近くから遠くから、本当にたくさんの方に足を運んでいただきました。

地元北九州ということで、東京での展示会には来れなかった家族や友人知人にもたくさん来てもらえた事は私にとってとても特別で嬉しくありがたい事でした。

ファンの方に至っては、

お忙しい中無理やりお仕事の都合をつけてくださったり、

この日のために貯金してくださってたり、

お子さん連れ、ご家族連れで遠くから来てくださったり、

何日も、何回も通って下さったり、

開館から閉館までゆっくりじっくり鑑賞してくださったり。。。

普通の個展では、ほとんどが昔ながらのファンという30代から40代の方ですが、

この原画展では市の広報もあって、私の漫画を知らない老若男女いろいろな方にも訪れていただけたことも大変うれしい事でした。

萩岩、何度も会場に行ってはPRESSのフリなんかしつつウロウロしてたので、皆さんが楽しんでくださってる様子を細い目を細めてうれしく眺めていたのですよ（＾＾）
30年以上も前の作品たちを愛おしそうに眺めて下さってる様子をみるにつけ、どれほど胸が熱くなったことか。。。。

企画から設営、会期中、撤収と、北九州市漫画ミュージアムのスタッフの方々には一貫して愛と情熱をもって誠心誠意取り組んでいただきました。

実家と自宅にある膨大な原稿の山。自分では絞り込み切れなかったので途中から丸投げし💦お預けした作品は絞っても2000点近かったと思いますが、その中から600点ちょっとを厳選していただきました。

その大量な作品をひとつひとつ宝物のように大切に扱い、カラーインクで描かれた原画の褪色をやたらと気にするわたしのわがままにもきちんと向き合ってくださいました。
皆さんうらやましいほど仲が良く、お互いを信頼し尊敬しあってらして、素敵な職場だなあと思いました。
そんなスタッフの方々が、お客様に喜んでいただけることを第一に、プロフェッショナルな仕事をしてくださいました。
ミュージアムさんのご協力のおかげで、本来なら個人の個展扱いな、再現画展をも、昨年の東京に続き、第二回北九州としてかいさいすることもできました。

 ショップのアダチスタッフさんたちも、販売のみならず、常にファンの方の気持ちに寄り添ったご対応をして下さいました。

グッズ制作では公私ともに親しいFASONI DESIGNさんに大変お世話になりました。

画業40周年の機に、このような最高の形で、最高の人々にお祝いしていただけて、
本当に私は幸せ者です。

言葉にするとはなはだ陳腐になりますが、これほど会場内が愛に満ちあふれた展示もそうそうないのではと思っていました。

作る側、見る側、みんなの優しい気持ちがあふれている天国みたいな空間だったように思います。

思い出しても泣けてきます。
言葉で言い表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

スケッチブック三冊分、びっしり書いていただいたみなさんからのメッセージは一生の宝物です。

ほんとうにどうもありがとうございました。

★萩岩睦美第3回再現画展大阪が決定しました！
　会期は2019.11.1~10 です。
　近日中に詳しいお知らせをアップする予定ですのでお楽しみに！！

以下、会期中の画像をお楽しみください。

（まんべんなく撮ったつもりがやはり何か所か抜けてるので、これがすべてではありません💦）

来て下さった方は思い出の反芻に。

これなかった方は、少しでも行ったつもりになれますように。

画像はクリックすると少し大きく見られます。

解説を付けたものもかなりありますので、お時間あるときにでもゆっくりご覧になってくださいね（＾＾）

北九州市副市長梅本さん、北九州市議会議長井上さんがお忙しい中開会式に駆けつけて下さいました。ちなみに井上さんは漫画にたいそうお詳しい方でわたしの本も読んでくださってました（＾＾）

モモマルくん安定のフライング（くす玉早めに割っちゃった）で笑いを取る。

＊ご存じない方のために。モモマルくんはわたしがデザインを担当した人権マスコットキャラクターです。モモマルくんのブログはこちら。

最初から思いつけばよかったけど、半分以上終わってから作りました（＾＾；）

すべてFASONI DESIGNさんによるものです（＾＾）

海外を旅した時に出会った人や風景など。

漫画ばかり描いてたので全く違うものが描いてみたかった。

東欧を旅行した時は、それまでの西欧とは、あまりに違った面白い体験がいっぱいあったので

よし！旅行エッセイ本を書こう！とはりきって文まで書いたのですが、需要もコンテンツも足りぬままなんとなくお蔵入りに。。

ケースの中にもまだイラストいろいろあったのですが、撮り忘れました💦

りぼんを卒業し、ドイツに語学留学などしてしばらく漫画から離れ、その後心機一転コーラスに創作の場を移してから数年間、思う存分等身大の作品を描かせていただきました。

それからYOUにお声がけいただき、かわりばんこに描くようになって、「がんこちゃん」を連載するようになってYOU一本になりました。

それまでの数年間、主にシリアス系のものを描いてましたが、ここにきて一転、

爆裂ギャグ満載元気一杯家族のシリーズとなっていきました。

その後office YOUへ。
また少し違った、でもやはり経済的には裕福ではないが、あったかい家族像を描いた「天然家族」を連載、

そしてファンタジー回帰の長編「ハートのコイン」「遠くの村から来たリリヤ」の二作を。
廊下に貼ってあった大きな、きれいなお姉さんはこの作品の登場人物です。

「たがものこども」の再現画を描く様子を自分でカメラやスマホで撮り、
そのこま切れ動画をCOLTさんにお渡しして、編集作成していただきました。

大好きな、尊敬するアメリカのハンマー・ダルシマー奏者カレン・アッシュブルックさんのご厚意でBGMに演奏を使わせていただき、私自身にとっても夢のような動画となりました。

40周年の機にこのようなDVDを作っていただき、漫画ミュージアムさんにはさらに感謝するばかりです。

椅子も用意していただいたので、皆さんかなりゆっくり、なんなら二度も三度も見て下さる方がたくさんいらっしゃいました（＾＾）
音楽が優しいので眠くなったり。。💤

「マリア・フォン・トラップ」は初めての学習漫画。
120数ページのかきおろし、カラーの入るページが不規則、細かく監修が入る、

一人の人生にまつわる膨大な情報量の中から、本のテーマに沿うよう必要なものだけをくみ上げていく作業、など、新しい事の勉強の連続で大変でしたがよい経験となりました。

2017年に、「エナガの一生」という本を、写真家の松原卓二さんと共著で出版、その原画80数点と、そのほか描き下ろしの鳥絵で、東京で初めての個展を開催しました。（西荻URESICAさんにて）
その時の原画の一部と、その後の銀座や熊本でのイベント時に描いた作品、capi galleryさんで制作させていただいた陶板など、手もとに残る鳥絵を一挙こちらのコーナーに展示していただきました。
またこのような形で皆さんに見ていただくことができてうれしかったです。

白黒のデジタルっぽいジミー・ページを短大の卒業制作で描いた以外は、まったくの趣味です。

学芸員柴田さんのアイデアででっかいポップ作っていただき歓喜！！

ここでは写真も撮れるので、ご来場の皆さんの記念写真スポットに。

北九州市人権センターのお仕事として、モモマル関連で毎年冊子や配布グッズなどのイラストを作成しています。

昨年はアニメも制作され、法務大臣表彰受賞　を受賞しました！（そのアニメはこちら）

わたしの初めての絵本「くりちゃんのふしぎながっき」の原画も展示していただきました。

こちらも趣味全開コーナー！！
ビーズにはまった当初は普通に本見ながらテグスに通して、、という感じでしたが、
アメリカのコスチュームジュエリーデザイナーミリアム・ハスケルの作品に出合ってからはすっかり心酔、傾倒しまくりまして、ヴィンテージビーズを通販で取り寄せたりロンドンの蚤の市で手に入れていた壊れた古いアクセサリーを分解してパーツを使用するなど、アンティーク感満載のジュエリーをこしらえては悦に入っていました（＊＾＾＊）

昨年10月の東京での再現画に続き、北九州でも開催する事ができるなど、思ってもみませんでした！！漫画ミュージアムさん、そしてショップのアダチさん、ご協力ありがとうございました！！

オープン前、初日に合わせて、途中お花がなくなったタイミングで、そして終盤に、とたくさんのお花をいただきました。ありがとうございました！！
お花って本当にうれしいものですね（＾＾）ご来場の皆さんにもみて喜んでいただけて良かったです。
（すべて載せきれてなかったらごめんなさい）

こちらはもはや雑貨屋さんの様相を呈しておりました。

ここだけで1時間も2時間も費やしたというツワモノも！！

萩岩グッズをたくさん連れてかえっていただきありがとうございました❤

途中で思いついて、ミュージアムに行ったときに必ずマグにサインして帰るようになりました。

こうしてみるとものすごい数やってる。。。そしてどんどん凝ったものに。。。

これも地元でちょいちょい通えたからできたことですね。（＾＾；）

これほどの事はもうできません・・・・💦

今回の漫画ミュージアム限定グッズであるスケジュールブック。

制作は全面的に萩岩とFASONI DESIGNさんにお任せいただき、二人で愛と情熱を注ぎ、

「スケジュール帳の名を借りたミニ画集」というコンセプトのもと、一生懸命作りました！
悔いはない！！（いや、願わくば、原画展これなかったファンの方にもお届けできたらよかったな❤）

実はこれ、憧れだったのです。。。

夢がかなった！（＾＾）

大きなシール！感激しました！！
学芸員柴田さんのアイデア＆イラストチョイスですが、リリヤも選んでくださって嬉しかった。。
当時の担当さんとこの前で記念撮影しましたよ（＾＾）

（あ、本田恵子ちゃんや大好きな編集さんたちとも❤❤）

展示室間の通路上のところに。

ぽつりと一条先生のパロディ漫画が（笑）

そして感動の年表よ、、、、( ；∀；)

最後の一枚はギャラリートークの時のものです。終わってみんなで撮った写真もあるけど、それはわたしの宝物にしますということで（＾＾）

サイン会も二度行いました。おひとり三分ほどでしたか、お話をする時間もありました（＾＾）

写真はありませんが、皆さんから熱い想い、そしてプレゼントもいただき、それはそれは豊かな時間を過ごすことができました。

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました！